イベントから明けて

7月5日に重大発表の中身が明かされた。そのことに対しての一連の率直な
感想を述べると失望の気持ちが強い。Berryz工房のイベントには今まで行
けなかったことがほとんどなので、今更、今回のイベントに行けないこと
や疎外感が失望の原因になっている訳ではない。「重大」と冠していただ
けにいささいか自分の期待が大きかったのが悪いというのもあるのだが、
蓋を開けてみればいつもと変わらないことを事前に誇大的に吹聴してやっ
ているだけのことだった。新しい要素があるとすればより巧妙になったこ
とくらいだろう。Berryz工房に行き詰まりというか、先の見通しというの
が決して明るいとは言えないことは確かだと自分は思う。だからこそ、少
しでも明るい兆しが見えてくるような話題がやって来て欲しいと今回は期
待していた。断りを書いておくと、いわゆる「内向き」と言われているよ
うな形態のイベントが必ずしも悪いとは思わない。熱烈に応援してくれる
人は必要だし繋ぎとめておくための定期的な刺激も必要だろう。また、関
東だけのイベントという点や、抽選・突発的なイベントという点も地方で
の集客の問題や平日にも捌ききってしまったことを考慮すれば、そういう
のが増えても致し方ないことだと思っている。しかし、最近、余りにもこ
ういう「内向き」なイベントが多すぎるのではないだろうか。「内向き」
なイベントしかやる気がないようにすら思えてくる。もちろん、外向きに
向かって挑戦することは損害を生む可能性も高く、必ずしもいい方向に向
かうとは限らない。だから、外向きにやることがまったくもっていいこと
ばかりとは限らないが、外に向かって挑戦したり、挑戦する姿勢も必要で
、それもやらなければ明るい兆しは引き寄せられない。そして、今回のイ
ベントはいわゆる「内向き」なイベントが開催された訳だけど、どうだっ
たかというと余りにお粗末じゃないだろうか?CDと写真集の代金であって
イベント自体は無料だと言っても4000円余りのお金を出しているのに内容
が貧しすぎる。お金の問題はとりあえず置くとしても、今回は特に必死の
思いで来ている人が多いのに、というより、今回のイベントは必死じゃな
いと行けないのにあの内容じゃ来てくれた人に失礼だろう。こんな中身が
なくて握手だけが取り得のお布施集め目的のイベントばかりやっていたら
、それこそよく批判の俎上にあがる内向きイベントすら醒めてくる人も出
てくるんじゃないだろうか。外向きもダメ、内向きもダメで結局は閉塞感
しか感じられない。重大と謳っていたのに結局、何も変わらなかった。そ
して、これからも何も変わらないだろうと悟らされたこと。これらが失望
と落胆の原因。ただ、変わってどうするとか、何に変わるのかとか有名に
なったり上昇志向でなければいけないのかなど批判も可能で自分の意見や
、いつもは取らない偉そうな立場になったことに関しても批判の俎上に上
げじっくりと考えたかったのだけれどそこまでは頭が回らなかった。まぁ
、今回のことがあったとしても彼女達が好きという気持ちに変わりはない
が、Berryz工房の活動、正確に言うと会社のやり方にはほどほど嫌気が差
してきて、この好き・嫌いが心の中で相対立しているアンビヴァレンスな
気持ちをこれからも抱き続け、向き合っていかなければいけないのかと思
うと気が塞ぎ、解きほぐし難い感情に苛まれている。